■ 久保則男さん

演出家・プロデューサーにして料理人、自転車乗りの久保則男さんが、
2004年11月15日に逝去されました。
享年72歳。

 校長と対立し恩給受給資格を得る直前に教職を辞す。教科は小中学校の音楽と美術。
二期会名古屋支部事務局長、『高丘親王航海記』(演出=天野天街 '92) 制作事務局長、
名古屋市民のための会場をつくる会事務局長、いちごメロンファンクラブ会長などを歴任。
名古屋で「WAYA祭」、古川あんず、山下洋輔トリオ、大駱駝艦などのプロデュースを行う。
発足当初の彗星'86 (主宰=北村 想) に一時在籍、『THE 猟奇王』('82 七ツ寺共同スタジオ)
『月夜とオルガン』('82 鈴蘭南座) などに出演。

kubo

 2005年4月9日に名古屋今池のライブハウスTOKUZOで追悼イベント「久保則男クロニクルズ 3000世界モモの華」が催されました。
出席者は20代から80代まで多数。奥さんと娘さんの姿もありました。
縁の人達により披露されたパフォーマンスは、クラシック歌曲から都々逸、舞踊から朗読と多彩で、
故人の長きに渡る広範な活動が偲ばれました。

3000-2 3000-4
二村利之 麿 赤児

 

いちごメロン
撮影=山崎のりあき
3000-1 3000-3
原 智彦 寺本久美子
 
火田詮子

■ 久保則男事務所開設三周年にあたって (1983年4月)

「久保則男は創造の問題を考えます。久保則男は一杯人様に迷惑かけながら、
久保則男がいいと思ったことをやりつづけます。それは毒をふりまくのか、華をとび散らかすのか、
自分でもわかりません。一杯借金してもくじけません。」


ご冥福をお祈りします。合掌。


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