コンパクトカセットは、1962年にオランダのフィリップス社が開発。1965年に、互換性を厳守することを条件に、基本特許の無償公開に踏み切りました。これにより世界中に普及しました。1979年にはソニーが "ウォークマン" を発売し、80年代に隆盛を極めました。
国内におけるカセットテープの生産量は、1989年が頂点でした。その数何と5億巻超。録音時間も往復5分(C-5) から120分(C-120) など、様々なものが発売されました。ソニーやTDKからはエンドレス型も発売されました。
現在日本の大手メーカーでは唯一日立マクセルがインドネシアで生産を続けています。日本国内で年に1千万巻超を販売しているそうです。売れ筋はC-10。
生産量の約9%はミュージックカセットとなります。演歌・民謡・語学などの需要はいまだに根強いようです。