「玉音放送」について |
大東亜戦争終結ニ関スル詔書 (国立公文書館所蔵、部分) 大臣副署の前半/御名御璽/本文の末尾 |
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玉音盤の収納缶
蓋の貼紙に次の記載がある
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A Set of Recording of Imperial Rescript read by Emperor on 15 August,1945.
Central Liaison Office (Political Sect.)
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末行は、終戦連絡中央事務局 (政治部) の意
1946年にGHQに貸出された時に記載されたか?
蓋と紙に次の文字がある
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TRADE MARK
OTC
STANDARD SOUND RECORDS
OHIRA TRADING CO.Tokyo
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音盤(電音製) とはメーカー (大比良貿易店) が異なる
昭和天皇 (1944年元旦) |
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録音盤は、直径10インチのセルロース盤 (ラッカー盤またはアセテート盤ともいう)。録音時間は片面約3分。厚さ1mm程のアルミ基板の両面に、ラッカーを0.3mm程の厚さで塗布したものです。 |
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関連個所は皇居とその周辺に集中していることが分る
議事堂・靖国神社・宮内省・丸の内の一部を除くほぼ全てが焼失
明治宮殿も5月25日の大空襲で飛び火により全焼した
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放送は内外の聴取率の最も高い正午に開始。時報に続き、「只今より重大なる放送があります。全国聴取者の皆様御起立願ひます。」と和田信賢放送員が一声。 |
玉音放送に先立ち、14日21時と15日午前7時21分 (当初予定は5時) に予告が放送されました。この間に阿南(あなみ) 陸相は辞世の句を残して自決。15日の各紙新聞朝刊は、政府の指示を受けて午後配達され、戦争終結の大詔渙発を一面で報じました。19時41分から、鈴木貫太郎首相が「大詔を拝し奉りて」を放送。
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■ 参考文献 |
[追記] 玉音放送については、刊行物・証言・ネットなどに、不正確なものが多く出回っています。
本稿は複数の情報に当たり、正確を期すべく改訂を重ねています。(2022・2)
(ステージ・サウンド・ジャーナル 2017年9月号 日本舞台音響家協会刊 より)
→ 2021年7月号・9月号・11月号/2022年1月号・3月号/2023年3月号に詳しい記事があります。